上手な𠮟り方。
叱るって難しい。
何でもかんでも注意したり、価値観を押し付けたり、何より感情で怒ったり。
こういったことはしないようにと気を付けています。なかなか難しいことですが。
礼儀作法や言葉使い、マナーなど、当人が後々に損をすることについては、きちんと聞かせるようにして叱るようにしています。
しかし、当の本人にとって、まるで応えていません。
後片付けができていないことなど、叱られているときは神妙な顔をしているのですが、五分も経たずににっこり遊びに誘ってきます。
目を見なさいと言う嫁には、目を大きく広げて至近距離から覗き込みます。完全に舐めてます。
しまいには、嫁は感情的に怒鳴り散らしていますが、左から右です。
聞いていません。効いていません。
ぼろぼろと食べ物をこぼして怒られている父や、
いつもスマホが見当たらないと騒いでいる母、
跳ね返って耳が痛いです。
そんな娘も、じいじが肘でもついてごはんを食べようものならば、普段叱られている文言を一語一句違えずに、えんえんとお説教が始まります。
一応、理解はしているようです。見習いたいくらい上手に叱っています。
自分に甘くて、他人に厳しい。
本当に良く似てきています。